挨拶

実行委員会委員長
安芸太田町体育協会長 佐々木 幸男

 「第8回安芸太田しわいマラソン2017」の開催に当たり、実行委員会を代表して一言ごあいさつを申し上げます。

 昨年は、残念ながら前夜からの天候の急変により止む無く中止となりました。6回までの順調な天候からは想像できない出来事でした。中止により、どれほどランナーの皆さんが落胆されたかは想像を超えるものがあると思います。
 ほとんどのランナーが来場され若しくは来場途中での中止決定で、この大会を楽しみにされていたランナーの皆さん、この大会に向けてハードなトレーニングを続けてこられたランナーの皆さんには大変申し訳なかったと思っています。
 相当前から準備に当たられたボランティアの皆様にとっても残念な思いは一緒だったと思います。
 しかしながら、選手の皆様・ボランティアの皆様等の安全を考えた場合、天候の回復具合や道路の交通規制の状況から中止の判断は止むを得ない選択であったと考えています。豊かな自然の中を踏破する本大会ならではの自然との共存・共生の一面を表した結果となりました。

 図らずも、私はこの中止の大会で、新たな発見と深い感動を得ることが出来ました。中止決定を選手の皆さんにお伝えすると、自分たちの残念な気持ちを押して、「相当前から準備されたでしょうに、残念ですね!」と多くの選手の皆様から声掛けして頂きました。「これがスポーツマンシップというものか。これがスポーツマン・ウーマンか!」と目頭が熱くなる思いでした。事務的にも多々ご無理やご不便をお掛けしたであろうに、相手を思いやる気持ちに頭が下がりました。

 今年も、標高差854m、全行程88km・100kmの日本屈指の過酷なコースに、多くのランナーのエントリーを受けました。この大会に懸けるランナーの皆様の熱い思いが伝わってきます。どうか2年分の思いを胸に走り切って下さい。
 沿道では今年も多くの町民が声援を送り、エイドステーションでの郷土料理や素朴な町民とのふれあいや、沿線の手付かずの自然がきっとランナーの皆様の疲れた身体と気持ちをリフレッシュさせてくれるものと思います。
 大会の運営は、安芸太田町消防団等の関係機関、コース沿線内外の自治振興会、多くのボランティアのご支援・ご協力をいただくとともに、加計高等学校、加計中学校の生徒さんにも運営スタッフとしてご協力いただきます。
 ランナーの皆様が一人でも多く事故なく完走されますようお祈りいたしております。
 最後になりましたが、参加頂きますランナーの皆様は勿論、大会開催にご支援、ご尽力いただきます関係者の皆様並びに本大会の趣旨に賛同してご支援を賜ります協賛企業各社に、心から敬意と感謝を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

大会顧問
安芸太田町長 小坂 眞治

 「第8回安芸太田しわいマラソン2017」の開催に当たり、地元安芸太田町を代表し歓迎のごあいさつを申し上げます。

 本町は、緑豊かな西中国山地の山々と清流太田川の本支流に抱かれた自然美溢れる、そして、何よりも人情味溢れる田舎町です。
年も、全国各地から700名を超える選手をお迎えし、当町にとって一大イベントに成長した「安芸太田しわいマラソン」を2年ぶりに開催できますことは、この上ない喜びであり心から歓迎を申し上げます。

 コース上には、スタート・ゴール地点でもある美しいアーチ式のダムとして日本第2位の高さを誇る「温井ダム」、美しい草原状の山容を誇る「深入山」、日本最南端の本格的なスキー場を有する広島県最高峰の「恐羅漢山」、国の特別名勝「三段峡」、日本秘境百選の『引き明けの森(悠久の森)』を有する「龍頭峡」、同じく日本棚田百選に選定された美しい「井仁の棚田」など、数多くの景勝地があります。

ご承知のように、昨年の第7回大会は、残念ながら前日からの大雨により選手、スタッフの安全確保のためやむなく中止となり、この美しくも過酷なコースを走ることを楽しみにされていたランナーの皆様にとっては、大変残念だったことと思います。
 「しわいマラソン」の「しわい」は、「苦しい、しんどい」を表すこの地方の方言ですが、全行程88㎞と100㎞の本大会は、まさに「しわい」と呼ぶにふさわしい全国屈指の過酷なコース設定となっています。

 広島県内で最も小さな町で開催するこの大会が、毎年のように「全国ランニング大会100撰」に選出されるなど、何よりも、参加される選手の皆様から高い評価を受けていることは、私のみならず町民にとっても大きな誇りとなっています。
 選手の皆様には、本大会の自慢でもある沿道からの温かな声援はもちろんのこと、これらの美しい景観、清流のせせらぎ、ほほを伝う風、森や渓流の香り、各エイドステーションでの個性ある飲食物など、この大会の魅力を実感いただけるものと確信しています。

 コース沿線からは「選手の頑張りにいつも感動をもらう」などの声を、また、選手の皆様からも「沿道からの声援に感動した」などの声が数多く寄せられています。
 なお、本年2月にコース上の国道186号で大規模な土砂崩れが発生し、現在も通行止めとなっています。このため、今大会では迂回路を設けてコースを一部変更するとともに、応急の仮設階段を設置するなど、大会開催に向けて何とか選手の皆様の期待に応えたいと、実行委員会においても懸命な努力を重ねてこられました。

 身の丈に合った手づくりの大会として、今年も町職員の約半数近くの60人が、業務を離れボランティアスタッフとして運営に協力してくれますが、地域の皆様とともに「おもてなし」の心を大切にして大会を盛り上げてくれるものと思います。
選手の皆様の大いなる頑張りをお祈りするとともに、大会準備に尽力された実行委員会及び関係者の皆様に心から敬意と感謝を申し上げ、私のごあいさつとさせていただきます。

Akioota SHIWAI circuit
安芸太田しわいサーキット